添加物には賞味期限がない! 賞味期限のずさんな実態

 

 〇そもそも賞味期限とはどのように決まるのかご存知でしょうか?

 

【食品の場合】と【添加物】の場合を紹介します。

 

 

 

【食品の場合】

 

賞味期限を決めるためには、保存試験を行う必要があります。

 

 

保存試験中に理化学試験、微生物試験、舌・鼻・目による官能試験を行うというものです。

 

 

そして、保存試験でわかった賞味期限に安全係数を乗じて実際の賞味期限にすることになっています。

 

 

これは役所に届ける必要もなく、メーカーが勝手に決めていいのです。

 

 

ところが、そうした分析や検査を行う設備も能力もないのに賞味期限をつけているメーカーがあります。

 

 

外見や味、臭いだけで判断して「変化がないから問題なし」と結論を下しているのです。

 

 

きちんと検査や試験を行っていたとしても、賞味期限の設定が、営業や経営者の意見に左右されることも多いのです。

 

 

「この商品、賞味期限が3ヶ月じゃ、コンビニやスーパーは嫌がって扱ってもらえないよ。少なくとも4ヶ月はほしいんだよなぁ」と営業の担当者に強硬に主張されたら、賞味期限が4ヶ月に延びたりするのです。

 

 

 

営業だけならまだしも、社長からじきじきに言われたりすると、研究者といえども一介の社員であり、これはもう逆らえません。

 

 

賞味期限を決めるための保存試験のはずが、保存試験をする前に賞味期限が決まってしまっているわけですから、なんのための試験か分かりません。

 

 

結論ありきで数値をいろいろと調整して、上司や営業が望む数値に持っていく・・・「本末転倒」というか「出来レース」という言葉の典型です。

 

 

【添加物の場合】

 

それでは、添加物の賞味期限についてそのずさんな管理の構図を紹介します。

 

 

1995年に、消費期限・賞味期限については、それまでの「製造年月日」表示から「期限」に変わりました。

 

 

期限表示には2種類あります。

 

 

・消費期限・・・弁当やサンドイッチ、生菓子など、常温であまり保存がきかない食品に用いられる。

 

 

・賞味期限・・・ハム、ソーセージ、レトルト食品、缶詰など、冷蔵や常温で長期保存できるものに用いられる。

 

 

食品添加物ですが、保存がききますから「賞味期限」が使われます。

 

 

食品にまつわる基本的な法律「食品衛生法」には、次の規定があります。

 

厚生労働省は添加物の表示について必要な基準を定めることができる。表示について基準が定められた添加物はその基準に合う表示がなければ販売したり営業上使用してはならない」

 

 

この条文に対応する「食品衛生法施行規則」(食品衛生法を実際に運用する際の細かな決まり)では、次のように定められています。

 

「添加物は賞味期限の年月日を容器包装または包装の見やすい場所に記載すること」

 

 

添加物にも、食品と同じように賞味期限を定めて表示する必要があるのです。

 

 

ところが、同じ「食品衛生法施行規則」には、次の記述もあります。

 

「添加物については賞味期限及び保存の方法の表示は省略する事ができる」

 

 

???

 

まとめていうと、こういうことです。

 

 

「添加物は賞味期限の年月日を添加物容器包装または包装の見やすい場所に記載すべきだが、省略もできる」

 

 

記載してもいし、記載しなくてもいい。

 

 

メーカーにまかせるよ、というわけです。

 

 

どちらでもいいのであれば、楽な方を選んでしまいます。

 

 

結果、添加物メーカーは賞味期限を記載しません。

 

 

製造現場にはこの規則について、「使用期限を表示しなくてもよいということは、事実上使用期限がないということ」と考える人が多くなります。

 

 

こうした考え方は、いくら古い添加物を使用して食品を製造してもかまわないという思考につながっていきます。

 

 

 

食品添加物の賞味期限が守られていない実態

 

 

中小零細になればなるほど食品メーカーには添加物に詳しい人はあまりいなくなりますから、食品への添加物の賞味期限を気にしないのは常識です。

 

「この添加物はかなり前に買ったからなぁ」などと言って捨ててしまうことはありません。

 

もったいないというのもそうですが、化学物質の廃棄は気軽にできません。

時には、廃棄にお金もかかります。

 

 

食品メーカーが添加物メーカーに「賞味期限は容器に表示しないで、納品書にだけ書いておいて」と依頼することさえあるのです。

 

 

容器に賞味期限が書いてあれば、製造ラインにいるバイトさんや納入された商品を目にした部外者でも「賞味期限切れ」に気が付いてしまうのを防ぐためです。

 

 

 

 

さて、添加物の賞味期限については、さらに大きな問題があります。

 

 

食品Aを製造するに当たって、添加物Bを入れたとします。

 

 

食品Aの賞味期限が9月10日で、添加物Bの賞味期限が5月10日だったとしましょう。

 

 

このとき、食品Aの賞味期限はいつに設定されるのでしょうか。

 

 

ほとんどのメーカーで添加物Bの賞味期限が、食品Aの賞味期限に設定されることはありません。

 

 

食品が何であるかにもよりますが、5月10日に賞味期限が切れる添加物B入りの食品Aは、添加物の賞味期限は4ヶ月も過ぎているのに「賞味期限9月10日」として販売されることになります。

 

 

劣化して変化した化学物質が、食品の中でまた変化して、有害な物質になっている可能性も否定できません。

 

 

お菓子メーカーの不二家が「消費期限」切れの牛乳を使ってシュークリームを作って販売したという事件が過去にあり、大報道されました。

 

 

消費期限切れの食品を使うことはこうして大きな問題になるのに、賞味期限切れの添加物を使うことはどのメーカーでも日常的に行われていることです。

 

 

添加物が賞味期限をはるかに過ぎていても、それを使って作った食品が平然とコンビニやスーパーの店頭に並んでいるのです。

 

 

 

★ですので、買う側としては、できるだけ添加物の入っていない商品を購入することをおすすめします。

 

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