世界が恐れた暗殺薬・・・猛毒リシン

 

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「ひまし油」をご存知でしょうか?

 

 

かつては下剤として使われ、今では潤滑油、石鹸、医薬品まで幅広く使われている植物油です。

 

 

これはトウダイグサ科の植物であるトウゴマの種子から取れる油で、その油かすから抽出されるのが猛毒リシンです。

 

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その毒性は青酸カリの300倍以上といわれ、植物油の中では最強です。

 

 

リシンの成分はタンパク質で、細胞でタンパク質を合成しているリボソームの機能を阻害して細胞死を引き起こします。

 

 

フグ毒などの神経毒と違って、毒性が発揮されるのには10時間近くかかります。

 

 

口から入った場合は、胃腸に出血が起こり、肝臓や腎臓などが壊死して敗血症で死に至ります。

 

 

摂取量にもよりますが、死亡までには36時間から72時間かかるとされています。

 

 

1978年、イギリスに亡命していたブルガリア人作家ゲオルギー・マルコフが、通りですれ違いざまにこうもり傘の先で太ももを突かれる事件が起こりました。

 

 

そのときマルコフはわずかな痛みを感じただけで、そのまま仕事に向かいましたが、翌日に熱を出し、4日後に敗血症で死亡しました。

 

 

実は、ゲオルギーの死はリシンによる暗殺だったのです。

 

 

こうもり傘の先から小さな金属球が打ち込まれ、これにリシンが含まれていました。

 

 

 

また、2003年ホワイトハウス宛ての手紙から見つかったパウダー状の物質の中にリシンが含まれていた事件が起こり、イギリスでも同じ年にリシンを所持していたテロリストが捕まる事件がありました。

 

 

さらに2004年にもアメリカの上院議員宛てにリシン入りの封書が送られるという事件がありました。

 

 

リシンは長らく解毒剤がなく、テロにおける使用が懸念されていましたが、2004年、アメリカのテキサス大学でワクチンが開発され、2006年にはこのワクチンに予防効果があることが正式に確認されています。

 

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