【必読】気づかれない毒物・・タリウム! 検出困難な毒物!

 

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タリウムが体内に入ると、脂肪以外のすべての組織に入り込み、細胞の中のカリウムと置き換わってタンパク質の合成を阻害する細胞毒性を発揮します。

 

また鉛と同様、中枢神経系に影響を与え、重症の場合は、運動神経や精神障害、痙攣、呼吸麻痺などを起こして死亡する場合もあります。

 

★金属測定にはICP-MSを通常使用しますが、その内部標準物質として使用しているため、サンプルに含まれているかどうか専門家でも判別が難しいです。

 

推理小説作家アガサ・クリスティータリウムによる毒殺事件をテーマとした「蒼ざめた馬」という作品を書いています。ここには手足の麻痺や言語障害、全身衰弱といったタリウムの中毒症状が細かく描かれています。

 

のちにタリウムを用いた大量毒殺事件を起こしたグレアム・ヤングもこの本を読んでいたといわれ、そこことでクリスティーを非難する人もいますが、一方でこの作品は1977年、カタールで原因不明の中毒症状に陥った幼女の命を救いました。原因がわからず途方に暮れる医師に、たまたまクリスティーの「蒼ざめた馬」を読んでいた看護師が「タリウム中毒ではないか」と進言したのです。

 

その言葉がきっかけで尿を分析したところ、タリウムが検出されました。幼女はキッチンにあった駆除剤を口にしたことがわかり、すぐに適切な治療が行われました。

その結果、幼女は一命を取り止めました。

 

 

鉛や水銀よりも強い毒性を持つ重金属タリウム。これに魅せられて殺人を繰

り返したのが、イギリスの毒殺魔グレアム・ヤング(1947~1990)です。

 

ヤングは子供の頃から毒物が人体に及ぼす作用に関心を示し、12歳のときには薬局でアンチモンなどの毒物を購入して、友人やペットに少量ずつ盛り、その影響を観察していたといいます。

 

14歳の時、仲の悪かった継母が原因不明の死を遂げ、父や姉も繰り返し腹痛や嘔吐に襲われるようになります。

 

警察がヤングの部屋を調べたところ、室内からはアンチモンタリウムなど大量の毒物が見つかり、彼は逮捕されます。

 

その後、精神病院への入院を経て社会復帰したヤングは写真工場に就職します。

 

しかし、それも工場で使われているタリウムを手に入れるためでした。

 

ヤングは、ここでもタリウムで同僚2人を殺害しています。

 

彼は、毒を盛った相手がどのような反応を示して死に至るか、そのプロセスを克明に記録していました。

 

ヤングは再度逮捕され、終身刑に処せられますが、心臓発作によって41歳で亡くなりました。

 

 

ヤングが残した毒物投与の記録はのちに「毒殺日記」として刊行され、日本でも翻訳されて一人の女子高生の強い関心を引きました。

 

この女子高生もヤングと同じく、中学生の頃から化学が好きで、とくに毒物に強い興味を抱いており、猫に毒を盛って殺したこともありました。

 

2005年、彼女は「化学の実験で使う」といって薬局から粉末の酢酸タリウムを購入し、それを母親の食事に少量ずつ混入させ、衰弱していくプロセスを記録しました。それは明らかにグレアム・ヤングに影響されて行ったものでした。

 

このとき彼女自身もタリウム中毒を起こし入院します。状況を不審に思った警察が部屋を捜索したところ、タリウムが発見され、逮捕にいたりました。

 

その後の調べで彼女は、母親に対して憎しみを抱いていたわけではなく、純粋に科学的興味から毒を盛ったと証言しており、きわめて特異な毒物事件となりました。

 

 

 

【詳細情報】

かつての用途 1898年、パリのレイモン・サブローにより、タリウム塩に脱毛作用があることが発見される。このため1950年代に至るまで、頭皮の皮膚病を治療する際に用いられる標準的な軟膏となった。タリウム塩自体には皮膚病を治療する効果はないが、強力な脱毛作用によって頭髪が抜け落ちてしまえば、治療用の薬品を塗布しやすくなるためである。第二次世界大戦以前には、顔面の脱毛クリームとして販売されていたが、製造業者や使用者のタリウム中毒が多発したため、現在ではタリウムを使用した脱毛剤は販売されていない。

 

毒性 皮膚、気道からも良く吸収される。毒性は、評価を行った機関により様々な数値が存在している。 単体タリウム ヒトの中毒量は、最小中毒量 5714μg/kg(男性) 酢酸タリウム ヒト致死量は、最小致死量 12 mg/k 硫酸タリウム、酢酸タリウム及び硝酸タリウム毒物及び劇物取締法劇物に指定されている。

 

中毒 特徴的な症状は脱毛で、摂取後数日で現れる。また、外見的な異常として皮膚炎、脱毛、神経障害(失明、下半身不随など)、爪の異常(ミーズ線)を起こす。 タリウムカリウムと置き換わり細胞毒として作用するほか、細胞骨格を構成するタンパク質であるケラチンのメルカプト基架橋結合を遮断することで毒性を表している。

主な症状 循環器系頻脈と血圧上昇または低下、不整脈、徐脈、心電図異常(T波異常)呼吸器系死因 - 呼吸不全、急性呼吸促迫症候群(ARDS)、急性肺傷害が摂取後24-72時間遅延して発現することがある、胸痛、無呼吸神経系知覚異常、筋痛症、末梢の灼熱感、激痛を伴う下肢の知覚性神経障害、筋力低下、脳神経麻痺、痙攣、せん妄、昏睡消化器系大量摂取り場合は急性症状として、一過性の悪心、嘔吐、下痢。少量では24-48時間程度遅れて症状が現れる。胃炎、十二指腸炎、麻痺性イレウス肝症状肝機能障害泌尿器系蛋白尿、円柱尿、乏尿、血尿、クレアチニンリアランスの減少、血中尿素窒素の上昇、尿の緑色への着色ほか低カリウム血症、日光過敏症

 

 

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