アフラトキシン

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アフラトキシン(aflatoxin)は、アスペルギルス(Aspergillus 属)等のかびが作り出す毒の一種で、食品での含有が問題となるのは、アフラトキシンB1、B2、G1、G2、M1、M2 の6種類である。これらのうち、アフラトキシンB1、B2、G1、G2 の4種類が「総アフラトキシン」と定義されている。なお、一般的に、アフラトキシンG1、G2 は、アフラトキシンB1、B2 の複合汚染として確認される。アフラトキシンM1、M2 はそれぞれアフラトキシンB1、B2 を摂取した牛の乳中に代謝物として出現する。
我が国のアフラトキシンの摂取経路は主にナッツ類等である。また、上記6種類のアフラトキシンのうち、アフラトキシンB1 が最も強い毒性をもつ。

アフラトキシン B1
分 子 式C17H12O6
分子量312.3
無色から淡黄色の結晶で水にはわずかに溶解する。食品中のアフラトキシンは安定性が極めて高く、通常の加熱調理条件等ではほとんど分解されない。


1960年にイギリスで七面鳥が大量死した際の分析中に発見された[1]。その際は「ターキーX(七面鳥X病)」と呼ばれていた。

人に対する急性中毒の例として、1974年にインドで肝炎のために106名が死亡した事件やケニアでの急性中毒事件などがある。

毒性
主に肝細胞癌を引き起こす原因物質として知られている。少なくとも13種類に分かれるが、毒性はB1が最も強く食品に含有され問題となるのはB1, B2, G1, G2, M1, M2の6種類である。国際がん研究機関(IARC)ではグループ1に分類されている。

※グループ1:作因 (Agent) は、ヒトに対して発癌性である(ヒトでの十分な証拠)


動物実験
動物実験では15 μg/kgのアフラトキシンB1を含む飼料で飼育されたラットが全て肝臓癌の発生を示すなど、非常に発ガン性が強いことが分かっている。調理では分解せず食品中に残る。経口摂取量の20%は尿中に排出される。大量に摂取した場合の急性症状は、黄疸、急性腹水症など。慢性症状は肝臓癌、免疫毒性。

ラットによる動物実験で、グレープフルーツ果汁の摂取によりアフラトキシンB1による肝臓の損傷が抑制されたとの報告がある。

基準
国によっての評価や規制値はまちまちであるが、各国で厳しい基準が設けられている。しかし現実的な基準値は発癌リスクをゼロにすることではなく、リスクを抑え基準以上の含有で廃棄される穀物を抑制し、飢餓を発生させないための値を、各国の都合により定めている。検疫所の検査や自治体の衛生研究所などのモニタリング調査により監視が行われているが、食卓に上る料理の食材の多くを輸入に頼る日本では、アフラトキシンをはじめとするカビ毒は摂取を避けて通ることができない毒である。なお、2010年までにアフラトキシンが検出されたものはすべて輸入食品であったが、2011年、宮崎大学農学部が生産した食用米からB1型アフラトキシンが検出された。穀物、豆類だけでなく生薬の原料となる乾燥された薬草からの検出も報告されている。

食品の含有基準
・日本
アフラトキシンは、食品衛生法により全食品を対象とし、検出されてはならないとされ、アフラトキシンB1を指標として10μ g/kg を規制値として管理されている。
なお、2011年10月よりアフラトキシンの指標が、アフラトキシンB1から総アフラトキシンアフラトキシンB1、B2、G1及びG2の総和)に変更された。

・国際基準(CODEX) 落花生(加工原料用):0.015 ppm

アーモンド、ヘーゼルナッツ、ピスタチオ(加工原料用):0.015 ppmアーモンド、ヘーゼルナッツ、ピスタチオ(直接消費用):0.01 ppmアメリカ 基準は20 ppb(0.02 ppm)

EU
落花生・ナッツ類及びその加工食品等にアフラトキシンB1及び総アフラトキシンの基準値を設定。

穀類:アフラトキシンB1 2.0 μg/kg、総アフラトキシン 4.0 μg/kg
加工用落花生:アフラトキシンB1 8.0 μg/kg(ppb)、総アフラトキシン 15.0 μg/kg

基準超過検出事例

・1997年から2000年 - イランから輸入されたピスタチオから検出
・2002年 - ペルーから輸入されたナッツから検出
・2004年 - ベトナムから輸入された米(政府保管米)から検出
・2005年 - 中国から輸入されたそば粉から検出
・2008年
・中国製品による食中毒が社会問題となった時期、主に中国から輸入されたピーナッツ類から2ヶ月間で8件検出
事故米が大阪の米販売業者・三笠フーズにより、少なくとも1998年以前から各地に食品用として転売されていた事が発覚(事故米不正転売事件)

・2011年 - 宮崎大学農学部が生産した食用米からB1型アフラトキシンが検出された。厚生労働省によると、国産の食用米からアフラトキシンが検出されたの は初めて。健康被害については不明。
・2012年 中国から輸入されたホワイトペッパーから検出[19]
アメリカから輸入されたピーナッツバターから検出
・2015年 - オーストラリア産アーモンドから検出
・2017年 - 岐阜市の菓子製造販売会社が販売したピーナツ豆菓子(中国産)から検出

ピスタチオ、ピーナッツ等のナッツ類や干しイチジク、トウモロコシ、ナツメグなどの香辛料からは基準値以下のアフラトキシンがしばしば検出される。食品用もしくは食品加工を目的として輸入された穀類で一定レベル以上のアフラトキシンが検出されたものは食品用途用および家畜飼料として使用することはできず、工業用「糊」他用途への転換や廃棄処分が行われる。ただし、国内では米を原料として糊を製造するメーカーは存在せず、コーンスターチ等に限られる。

 

 

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