ジクロロメタン

分子式 CH2Cl2
分子量 84.94

ジクロロメタンは、マウスの吸入暴露で肺と肝臓に明らかな発がん性を示すが、ラット・マウスを使用した飲水投与試験では肝腫瘍に関して示唆的な結果しか得られていない。in vitro系の遺伝毒性試験では陽性を示す結果もあるが、in vivo系では明確な陽性結果は得られていない。IARCでは、ジクロロメタンをGroup2B(ヒトで発がんの可能性あり)に分類している(IARC, 1999)。
ラットを用いた2年間の飲水投与試験(Serota et al.,1986)における肝腫瘍の増加(施設背景データでは正常範囲内であるが対照に比べ肝腫瘍が増加したこと)を根拠に、NOAELは6mg/kg/dayとされた。TDIは、NOAEL:6mg/kg/dayに不確実係数1000(種差及び個体差に100、吸入暴露による発がん性を考慮して10)を適用して、6μg/kg/dayと算定された。

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