トルエン

分子式C6H5CH3/C7H8
分子量92.1

利用可能な知見からは、トルエンを発癌誘発物質とする知見は得られていない。in vitro 系
の遺伝毒性試験結果からは遺伝毒性を示さないと考えられる。IARC では、トルエンをGroup3
(ヒトで発がん性ありとは分類できない)に分類した(IARC、1999)。
雌雄 F344 ラット及びB6C3F1マウスに312、625、1250、2500、5000 mg/kg/day で週5
日、13 週混餌投与した。ラットでは625mg/kg 以上で肝臓及び腎臓重量の増加が認められ、1250
以上で、脳の海馬の歯状回とアンモン角での神経細胞の壊死及び小脳顆粒細胞層の壊死が認め
られた。一方、マウスも高用量で脳への神経毒性は認められ、肝相対重量の増加が312mg/kg
以上で認められた。しかし、肝臓では組織学的変化を伴っていなく、これらのことからラット
及びマウスに対するNOAEL は625mg/kg であると考えられた(NTP、1990)。

 

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